ラーメンズ第13回公演「CLASSIC」

今まで見た作品の中で一番肩の力を抜いて笑える作品に仕上がっていた。練りに錬った完成度の高い作品を送り続けるラーメンズの幅の広さを見せつけられた。
「バニーボーイ」はお店の指名12番中12番のバニーボーイ(小林)と客(片桐)がホテルの部屋で会話をするコント。片桐の話の骨をバニーボーイがひたすら折っていく。まるで中川家の漫才のようで、ラーメンズにはこんな一面もあるのかと驚いた。
設定は、帝王閣ホテルの部屋で繰り広げられる様々な人間模様。こういった縛りを持つと、ライブ全体で見たときに小さくまとまって見えてしまうことも多いが、CLASSICはむしろ多彩な印象を持った。2人の演技力、構成、様々な面で手が込んでいるのだと思う。肩の力を抜いて見れる作品であると同時に、ライブとしてやはり練られた作品であることには変わりない。
ラーメンズ作品、アマゾンの評価は5が多い中、このビデオは4.5だけど、これはもう趣味の問題。私はバカ(褒め言葉)で分かりやすいのが好きなので、こっちのほうが好きですね。