MoMAニューヨーク美術館展

入場料1,500円で高いな〜、と思ったが見応えのある展覧会だった。
一番感動したのは、アメ、なんですよ。部屋の隅に、「赤、銀、青のセロファンで包まれたキャンディ」がごそっと置いてある作品。お客さんはそれを1個づつ自由に取っていいんです。さらにすごいのが「(絶えず補充)」って書いてあるんです。ね?すごいでしょ?この作品がニューヨーク美術館に飾られることが決まった日から、この作品は美術館の職員に、永久にアメを補充することを強要するんですよ!自分が死んでも、永久に、ニューヨークではアメが配られているんです。で、こうやって他の国にも巡回するじゃないですか。この作者の「フェリックス・ゴンザレス=トレス」って人は、時と場所を越えてアメを配り続ける手段を持ったと言うことですよ。すごいな〜。こんなコミュニケーションの手段もあるのですね。〈「無題」(USAトゥデイ)〉という作品です。アメの味は…秘密です。
アーチティストって、基本、頭がおかしいので(褒め言葉)つっこめばつっこむほど笑いが成立するので、すーごい楽しかった。大爆笑のうちに鑑賞終了。いやー、笑ったね、Kさん。草間弥生展も面白かったねー。本人登場(VTR作品)には、笑った!無表情な樹木希林さんが迫ってくる感じで「絶対この人、若い頃OLになれなかったんだよ。世の中に恨みを持ってるよ!怨念だよ、これは!」みなさんもつっこんで見よう!
いや、草間弥生さんの作品ってどれも素晴らしいんですよ。美術のこと、私はよく分かりませんが、鏡使い上手いし、シャンデリアにストロボ付けた作品なんて、物事の概念覆しますよ。やんややんや言いながら、実はちょっと感動していたhazelnutsでした。