お笑い界背負う次のスターは?

asahi.comが行っていたインターネットアンケートの結果が出ました。属性(性別とか年齢とか)まではわからないが、ファンサイトではなく、いい意味で「お堅いサイト」なので、お笑いファンに加えて、インターネットのヘビーユーザ層(20〜30代男性)の投票も多かったと思われます。
http://www.news-forecast.jp/past/?day=010001110001010011

トップは「その他」(支持率9.4%)で、挙げられた名前は劇団ひとり、ペナルティー波田陽区、レギュラー、ジャリズム千原兄弟、ヒロシ、アンガールズアンガールズなどが多かった。

アンガールズ2回書いてますよ。
アンガールズはマニアックな芸人でしたが、「バク天」以降、人気急上昇のコンビです!あのルックスさえ見慣れてしまえば、ネタはちゃんとしているし、他の芸人とまた違った印象を与えるので、需要がありそうです。
波田陽区が地上波で見れるのは「エンタの神様」のみ!エンタの神様の注目度の高さを再認識。シビアに視聴率にこだわっているだけありますね。
ヒロシは、エンタの神様発ですが、「笑いの金メダル」で、確固たる地位を築いていることが大きいでしょう。テツandトモらの、王道のあるあるネタが多少飽きられてきたところで、自虐あるある、という変化球がテレビの視聴者に新鮮味を与えてくれます。しかし、自虐あるあるがこれほどの市民権を得るとは…。深夜ラジオではよく聞くのですが、はじめは正直、あまり気持ちのよいものではありませんでした。
劇団ひとりは、以前から業界での注目度は高かったようですが、着実に、視聴者にも浸透しているようです。ロバートホールでの活躍に加え、R25での最近の露出の高さが、視聴者の記憶に強く訴えていると思います。
個人的に「レギュラー」はノーマークでした!CMに起用されるなど、突如スポットライトを浴びている印象があります。今後の動向を注視したいと思います。
ペナルティは、ネタ番組でのコントの安定感のアピールに加え、サッカーのゲスト解説やドイツ語講座など、他の芸人にない広い領域での活動が、「ペナルティはかたい」という印象を与えているのではないでしょうか。
千原兄弟は、今年になり、「内村プロデュース」や「さんま御殿」など、芸人の腕を問われる場所で、ゲスト出演が増えています。またレギュラーの「やりにげコージー」では、得意のトークを披露するコーナーを与えられ、着実にアピールしています。お笑い好きの間で票が伸びたのでしょう。
ジャリズムは、まさにお笑い好き期待感を一心に背負っているような気がします!(笑)
おや?「レギュラー」「ヒロシ」が別にカウントされています。ってことは…? 
2位以下を順に見ていきましょう。

実質1位です!はねるのトびらや、エンタ、文句なしの注目度&知名度でしょう。インパルスより一歩ぬきんでたのは、キャラクターが受け入れられやすいのかも知れません。

エンタの神様の申し子、陣内智則が今、全国区へ!視覚的に、また構図のわかりやすいネタでアピールしています。キャラクターもお年寄りから子供まで、幅広く受け入れられ、好感度も高いと思います。今後は、ネタ以外での活躍も期待したいところです。

M-12002、2003と2年連続の決勝進出がお笑い好きの間で大きなインパクトを与えました。ボケを取り合う、という新しいスタイルでの登場も鮮やかでした。M-1が次世代の漫才師を発掘する大会だけに、この質問には、当然この答え、となったのかも知れません。ちらほらゲストで呼ばれるようになったものの、全国区でのアピールはこれから。注目しましょう。

こちらも様々番組に露出、わかりやすいキャラクター付けが功を奏し、確実に笑いをとっていく芸人さんです。深夜番組より、ゴールデンタイムの番組の露出が高く、多くの人にその存在をアピールしています。

子供からお年寄りまで、の代表格。これだけブラックなネタをやり続けているのに、ぬいぐるみは強いですね!印象形成では、言葉とビジュアルなら、断然ビジュアルの影響を受けるんだそうですよ。そんな説も裏付ける結果となりました。

M-12003の優勝者。実力は十分ですが、笑い飯に一歩及ばす。賞レースを総なめにしながら、オーソドックスな手法も取り入れているためか、お笑い好きへのアプローチが今一歩及んでないようです。バラエティ番組での活躍に期待!

すっかり市民権を得て、様々な番組に出ていますが、その際、必ずと言っていいほどネタをやる(もしくはネタ口調)なので、好みが出てしまうのかもしれません。この人はいじると面白いですよ〜(笑)そっちのキャラも見せていくと支持層にも幅が出るのでは。

実力を蓄えて、M-12003で華々しくスポットライトを浴びました!一般的な認知度はまだ上昇中ですが、定評のある漫才でお笑い好きをうならせる一方、にぎやかしとして欠かせないキャラクターでバラエティ番組でも好まれる存在になりそうです。バラエティの露出が増えれば、もっと順位は上がっていくでしょう!

コントで定評がある2人が、これだけの票数を集めるというのは、やはりエンタの影響に他ならないでしょう!エンタとオンバトの注目度は相当高いですよね!(笑)バラエティ番組で拝見する機会も増えました。今後は、2人が集団の中でどんなキャラで、どんなポジションを築いていくのかが鍵となりそうです。優等生キャラにはプラスアルファが欲しいですね。
11位以下は以下の順です。

インパルス(3.6%)、安田大サーカス(3.6%)、ますだおかだ(2.4%)、友近(2.4%)、スピードワゴン(2.1%)、おぎやはぎ(1.7%)、カンニング(1.6%)、北陽(1.5%)、ラーメンズ(1.4%)、ネゴシックス(1.4%)、なかやまきんに君(1.3%)、キングコング(1.3%)、いつもここから(1.0%)、ロバート(0.9%)、麒麟(0.8%)、インスタントジョンソン(0.8%)、だいたひかる(0.8%)、アメリカザリガニ(0.7%)、鉄拳(0.7%)、チュートリアル(0.6%)、FUJIWARA(0.6%)、レギュラーヒロシ(0.6%)、飛石連休(0.6%)、ハリガネロック(0.6%)、三瓶(0.5%)、エレキコミック(0.5%)、ダイノジ(0.4%)、5番6番(0.3%)、チョップリン(0.3%)、ユリオカ超特Q(0.3%)、千鳥(0.2%)、ロザン(0.2%)、バナナマン(0.2%)、ビッキーズ(0.2%)、号泣(0.2%)、シャカ(0.2%)、ホーム・チーム(0.2%)、18KIN(0.2%)、ルート33(0.2%)、ニブンノゴ!(0.2%)

全体を見ると、票が二分しているように思います。
お笑い好きな層は「芸人が好きな芸人」に一票投じて、そうでない層は「ゴールデンでキャラ付けが成功し露出の高い芸人」に一票投じている気がします。ドランクドラゴンはどちらの層にもクロスしているから強いのではないかと感じます。
ここまで書いて気づきました。「その他」の「ヒロシ」「レギュラー」は、投票者がasahi.comに「「レギュラーヒロシ」でなく別々の芸人なんだよ」と気づかせるための票だったのではないかと。