おぎやはぎ BEST LIVE 「JACK POT」

おぎやはぎ単独ライブのベスト版。ライブを見に行きましたが、面白かったのでまた買って見てしまいました。「ー110番」がマッコイ色が強いなら、これはオークラ色の強い作品(だと勝手に推測(笑))。音色の違う作品を揃えてきていて、飽きない1本です。おすすめ!
特に心に残ったのが客演の東京ヌードの作品。東京ヌードとは、おぎやはぎドランクドラゴン東京03(元アルファルファ)によるユニットで、このライブで初めて拝見しましたが…いい!3本のコントの1つ1つ、甲乙つけがたい!
一本目の「奇妙な心のつながり」は、ボケていないのに笑いが成立していることに、ただただ感動。日常生活に潜んでいるすれ違いや、ちょっとしたおかしみを、誇張や脚色をせず、単純に凝縮させて笑いを生み出しています。実際にありえるかも…というリアリティ。うわぁ、すげぇや(笑)。誇張や脚色をしないながら、大きな笑いを生んでいる要員の1つが、鈴木拓のちょっと神懸かり的な演技力。必見です!逆に、三本目の「パッションに焦がれて」は、日常生活とは思いっきりかけ離れたところで笑いを取る作品。設定自体が、存在しない競技という、実に大胆なコント。しかし、丁寧で計算されたフリが、お客さんを突き放すことなく、大きな笑いを生み出しています。その発想とテクニックに、これもすげぇや(笑)これまた二本目の「立花バトミントンクラブ」はドラドラ塚地さんの世界観がはっきりとでた、一種のキャラコント。なんだろう、この振り幅の広さは。
東京ヌード、お忙しいとは思いますが、ここでしか見れないコントがあるのです。また舞台でわくわくさせてほしいものです。