ワールドダウンタウン

タイからのレポートが、悪ふざけが激化してるけど、どこか微笑ましいのはなぜだろう。
「若者の告白を応援!」というさわやか企画の定番。若者をオシャレに変身させる、という「亭主改造計画」的お決まりの流れなのですが…。青年は、おかまの美容師にモヒカンにされ、おまけにハートマークを頭皮にペイント(もはや「髪型」ではない(^^;)。おかまのスタイリストは、「何か足りない」と、服をずたずたに。ガビシャンの笑い芸も相変わらず。ずたずたに切った服から見え隠れするブリーフ。それを突然引っ張り上げ、「くっくっくっく」と笑うガビシャン。何度も何度も引っ張り上げては、苦しそうに笑う。もう、「芸を見た」って満足感すらあるもの(笑)。
もちろん告白の結果はNO。素人を笑い者にするって、一歩間違えるとドン引きっぽいのに、肩肘張らずに笑えるレポートになってた。このバランス感覚がいいなぁ。
今回はジルとジョージがダウンタウンの往年の漫才「誘拐」を完コピして披露(笑)。けらけら笑うダウンタウンは好々爺。
id:doctaさんが興味深い考察を。これ笑っていいのかな?っていう笑いに対して…

そこには笑うべきか笑わざるべきか判断を下すその道のプロが存在し、それが笑えるものであることを自ら笑うことによって或は笑わないことによって示してくれている。

 で、遅まきながら笑う彼らを観て私もつられて笑ったりするわけだ。そうしていつのまにかその笑いに反応するシステムを構築し反応を反射へつまり疑問の余地のない笑いへと変えていくのである。

引用:id:docta:20040811
ワールドダウンタウンでは、この割合が強いのではという意見。私はこの番組に関しては、肩肘張らずに見てしまっているので(^^;わからないのですが、全般的にそういう一面ってありますよね。M-1グランプリで、審査員が笑っているカットを挟むのは、まさにその効果を狙っているでしょう。
広げていけば、コント番組のスタッフ笑いだって、ネタ番組で後から笑いを入れるのも「これは笑って良いのですよ」っていうメッセージに他なりませんよね。ダウンタウンというネームバリューがよりメッセージ性を強めているのかも知れません。
ワールドダウンタウンが、そんな壮大な実験だとしたらなかなか興味深いですね。