12/1 島田洋七の笑魂伝承(ゲスト・ペナルティ)

ロフトプラスワンで行われる隔月のトークライブ。第1部が洋七師匠による「おまかせトーク」、第2部がゲストを迎えての「笑魂伝承」(でいいのかな?)。今月のゲストは勢いのあるペナルティということで、お客さんも柱の影まで満席!ペナルティが登場するなり「ワッキー!」と手を振るお客さんが続出するなど、大盛況でした。
感想は…やっぱりペナルティは腕があるということ(笑)洋七師匠が時折黙ってしまって、「どうしたんですか?」と振られると、「勝手にこの2人にしゃべらせておいても笑いが取れるから」と師匠の信頼を得る2人。若手が今まで十数組出てきているけど、本当に面白いと思って呼ぶのはめったになく、そのめったにない数組のうちの1組だという。
地名しりとり*1をたまたま見て、ワッキーを知った師匠。ルミネでその芸に触れ、いっぺんに気に入ってしまったという。その理由が、ワッキーがボケを演じきれているから。言い回しはちょっと忘れてしまって微妙に違うんですが、よく師匠は、ボケのセリフというのは、本当に間違えてそのセリフを言っているかのように発せられるのが面白い、ということを言っていて。ワッキーはそれができるからおもしろいのだという。
10年続いた理由、それはもちろんお笑いが好きだから、ということもあるが、「続いてしまう」のだという。市立船橋でのスパルタ生活を経ると(そのエピソードの数々もすごかった〜*2)、芸能界なんてつらいことは何もないのだそうな!その点については、野球推薦で地元の甲子園常連校に進んだ洋七師匠も共感。「だって芸能界で、死ぬって思う瞬間、ないですもんね〜」と笑い飛ばす3人に大いにたくましさを感じました。
ペナルティのコンビ結成のきっかけ。それはヒデが大学4年の時。そんなスパルタにあふれたサッカー生活を真っ当したヒデだったが、当時Jリーグもなく、進路に悩んでいた矢先。飲み会でコントを披露したらたまたまウケて、この道もいいんじゃないか、と思い始めたのだという。一方のワッキーは、ヒデの1年後輩で、同じ大学に進学しサッカー部に入部するも、そのスパルタぶりに耐えかね、1年で寮を抜け出し失踪。プー太郎になっていた。ある日、ふと3年ぶりに、寮に遊びに来たワッキー。仲間には会いたいが、先輩は怖くて会いたくないので、仲間の部屋のドアを「ガチャ」と開ける。しかし、なぜかそこにいたのは、ヒデだったという。3年ぶりの再会も、ワッキーにとっては、スパルタ部の恐ろしい先輩。しかも失踪の罪を背負っている現状。恐れをなして、開けドアをそのまま閉めようとすると、ヒデ先輩の「ちょっと待て!」。びくびくするワッキーを外に連れ出しヒデ先輩が発した一言が「お笑いやらないか?」。ワッキーは状況が飲み込めず、2週間考えたという(笑)
その他にも芸の話、コンビ間の秘話、今のお笑い界について…話はとどまるところなく盛り上がり、またそのエピソード1つ1つが興味深いもので「もっと聞きたい!」と思わせる楽しいトークライブでした。
芸歴10年に納得する師匠。やっぱ(この芸ができるようになるには)それくらいかかるよな〜と納得の師匠。「今、おるやん、『ヨシオです』って。あんなん来年どうなるかわからん」。一瞬凍る会場。ワッキー「もしかして『ヒロシ』…ですか?」、ヒデ「ヨ・シ・オ、ヒ・ロ・シ…、何にもかかってない!(笑)」。そんなかわいい師匠に、2月もぜひお目にかかりたいです。

あとね、ペナルティに華が出てきたのが印象的だったな〜(笑)同じロフトプラスワンで数年前に、「脇田2:50」として全裸でハイテンションの登場を見せたあのワッキーとは思えません!!!いい意味でヨゴレ・キワモノのにおいを漂わせていたのですが、いまではすっかりさわやかな風が吹いていました。上昇気流で頑張って欲しいですね♪