デジタルの向こう側

「多くの人の心の奥底に"詩的なもの"に対する欲求があるからじゃないかな。今は、いわゆるデジタルな世の中でしょ?すべてのものを分割して整理して、分析して理解する。詩は、それと正反対で、分割され、分裂している者を結びつける働きのあるものだと思う」
これは日経WOMANに載っていた、谷川俊太郎さんの記事。なるほどなぁ、「詩」の部分を「笑い」に置き換えても、通じる話だよなぁ、なんて思って読んでいたんですが、そうとも言い切れませんよね。私はデジタルなツールを駆使して、人とのつながりを求めている人たちを知っています。それも、すごく強いパワーで求め合っているように感じます。
人と繋がりたい、そういう欲求があるから、0と1で全てを分ける世界にすら、人とのつながりを求めようとする。そこに、人間のたくましさや希望を感じる今日この頃です。