虎の門せいこうナイト芸能界しりとり竜王戦(2/18 テレビ朝日)

今回の見所は、なんといっても、有野・千原(Jr)両竜王の相方と、満を持して送り込まれた女流名人・藤崎奈々子。MCのいとうに「何をするかわかりますか?」と問われた、藤崎。「さっき知りました」とのとぼけた会話はしたたかな女流名人の罠だった!(笑)
【予選】

  • [Aブロック]笑いの第一線に身を置く名人達に、ちょこんと座った藤崎名人が魔法をかける!
    • 「せつない言葉」:「〜だが〜」の形式で回答

千原靖史…「右心房だが左より(0P)」「レッスン中だが職務質問される(3P)」「ルールは守らないタイプなのだが普通免許は持っている(0P)」「いい感じでいるのだがいつも動物がよってくる(2P)」
渡辺あつむ…「離婚届を渡されたのだが誤字脱字だらけ(4P)」「ルーをそのままかじっているのだが味覚さえない(0P)」「ルイヴィトンの大きなバッグを購入したのだが主に寝袋として使っている(0P)」「涙腺はゆるいのだがゆるくない気もする(0P)」
藤崎奈々子…「毛糸だが固い(3P)」「イノシシだが弱い(1P)」「ルンバだが暗い(6P)」
笑い飯西田…「いい服を着ているのだが血まみれ(1P)」「言いたいことは山ほどあるのだが餅が喉に詰まっている(3P)」「いいとこを見せたつもりなのだがメガネをかけていない(0P)」
可愛いキャラクターに徹し、ハードルを最大限に下げる藤崎名人の演技力に圧巻。その解答は、無駄をそぎ落とした禅の世界のようですね(笑)

千原靖史…「わしの頭、焼きそばそっくり(0P)」「今度の休みこそ、ふとん干そ(1P)」「母さん、いつもより塩分多いな(3P)」
渡辺あつむ…「リス…反対にしたらスリ(2P)」「海…反対にしても何もない(0P)」「愛、確か英語にもある(0P)」
藤崎奈々子…「リンボーダンスしたいな(0P)」「いいな〜、勝ったチーム(4P)」
西田幸治…「仲間は仲間、ジーコジーコ(4P)」「昔から半ズボンだよね、サッカー(2P)」
MEGUMIのリスペクトもあったが、新星・藤崎女流名人が予選1位通過。千原靖史は終始、哀愁のある解答を展開。渡辺名人は、千原靖史名人の「る」責めに合い、苦戦を強いられ自分の戦いができなかったようだ。千原Jr.竜王「渡辺名人とは十数年やってるんですが、今日は…調子悪かったですね〜!」と爆笑。特に何の影響も受けず西田名人、のびのびと自分の試合を展開して予選2位通過で準決勝進出。

  • [Bブロック]板尾の目のクマが怖いよ!浪人のような狂気を放つ板尾名人。
    • 「男気のある言葉」:「〜だが〜」の形式

板尾創路…「すくっているのだがどじょうじゃねぇ(4P)」「いたこだしオカマだが俺のことを思うなら抱いてやる(4P)」「ルーブル美術館に来たのだが今日は目をつぶっていようじゃないか(4P)」
香田晋…「閻魔様だが侍(1P)」「ルージュをつけた唇なのだがミルフィーユがついている(0P)」「浣腸をするのだが、泣かない(1P)」
河本準一…「犬が死んだのだがまだ育てている(4P)」「ルービックキューブを持っているのだがそういう遊び方はしてない(6P)」「イルカと会話をしたのだが伝わったふるをしてやったぞ(1P)」
濱口優…「ルビーの指輪だが歌っているのは寺尾明じゃない(0P)」「妹だが時と場合による(2P)」「象だというのだが鼻が長いとは限らないぜ(0P)」
板尾の安定感に今回も魅了された。センスとテクニックと器用さ、バランス良く併せ持ってますね〜。うーん・・・すごい。安定して狂気が押し寄せてくるって…まったく恐ろしい名人です。濱口名人、回答を噛んで撃沈(笑)しりとりで「る」が回ってきて「ルビーの指輪」というベタ回答を出して許されるのは、名人の中では彼だけ(笑)河本名人の「ルービックキューブ」の遊び方に、ジャッジ席がブラボー状態。

    • 「ダメ忍者の合い言葉」

板尾創路…「カバ・バカ(0P)」「岩手県の県庁所在地・さぁ?(4P)」「よゐこと言えば有野(0P)」
香田晋…「かす・ずけ(2P)」「あんこう・鍋(0P)」「野ぐそ・草むら(2P)」
河本準一…「ケミストリー・メガネがリーダー(0P)」「便所・どこ?(0P)」
濱口優…「ダチョウ・たまごがでかい(4P)」「コバンザメ・ついてるよ(0P)」
香田晋が「キャラを守っている(勝俣談)」。漁師の衣装を身にまとって参戦したが、ラストの下ネタまで漁師らしい(笑)濱口名人は、動物をモチーフにしたバカ回答が、シンキングタイムなしで飛び出した。板尾名人、「よゐこと言えば有野」と突然相手の攻撃に出るという、なんとも笑点チックな戦い(笑)結局1回戦で点を稼いだ板尾・河本両名人が準決勝進出。
【準決勝】

  • 第一対局:藤崎vs河本
    • 「あいまいな言葉」:「〜風〜」の形式

例題)有野「ストーカー風ちかん」
河本…「志村風高木ブー(1P)」「やかん風鍋(1P)」「四国風中国地方(2P)」「子鹿風馬車(1P)」「煙突風窓(0P)」
藤崎…「ふみきり風電車(3P)」「べっこう柄風無地(1P)」「うつぼ風ネコ(0P)」「屋台風家(7P)」「どかん風ホース(0P)」「つぼみ風豆(3P)」
見本回答を出した有野、回答が「ん」で終わっており、思わず千原Jr.「「よゐこ」ではなく「悪い子」ですよ」。いとうは、こう、ぼんやりしたものを具体的に切り取っていくのがうまいね(笑)同じ女として「着眼点がすごい」と感嘆するMEGUMIの気持ちもなんかわかる(笑)独特の発想で、絵が見えたら得点ゲット、さらにストーリーが見えたら高得点という好打率。観戦席も「持っている辞書が違う(渡辺談)」と藤崎の世界観を羨む声が。14対6で、完全に河本が飲まれた!「僕、こんな調子良いの初めてなんですよ!?」と悔しそう。

  • 第二対局 板尾vs西田 浪人対決って感じ(笑)
    • イカした言葉」:「〜風〜」

例)千原Jr.「聖書風セカンドバッグ」
板尾…「公文式学習塾風密造工場(5P)」「裏口風正面ドア(0P)」「キシリトール入毒薬(3P)」「ツタンカーメン風筆箱(5P)」「大門軍団風ホームレス村(0P)」「ミシガン湖風バスタブ(4P)」
西田…「うどん風体毛(0P)」「商人風ヤンキー(0P)」「クマ風生活(0P)」「恋人風キーホルダー(5P)」「ランドセル風入れ墨(1P)」
勝俣が「(この密造工場なら)絶対ばれない」って(笑)うまいし、面白いね(笑)「ツタンカーメン風筆箱」は絶賛。いとうせいこうの「呪われますよ〜」の一言にクスクス笑う板尾。「〜風〜」の回答形式が難しいのか、振り返ると両人とも波のある回答。新しいお題で、自分のスタイルに近づけていくのに時間がかかっているようだった。17vs8で板尾が貫禄の決勝進出。
【決勝】

  • 板尾vs藤崎
    • 「ドキドキする言葉」:「〜より〜」の形式で回答

例題)有野「メールより手紙」
板尾…「ミサンガより藁人形(0P)」「しかの角よりあみだくじ(4P)」「鶴の一声より鶴のダッシュ(0P)」「ミンクの毛皮よりミンクの普段着(0P)」「ルイ14世よりルイ14.5世(5P)」「トレンディ俳優よりトレンディ駅長(0P)」
藤崎…「腕より足(0P)」「シーツよりパンツ(0P)」「ユッケより刺身(0P)」「木に登るより気から落ちる(1P)」「命綱より細い糸(0P)」
「かわいいですね」と板尾名人を惑わせる藤崎。なんだかマンガみたいな女の戦い方で面白い(笑)鹿の角をあみだくじに見立てて、一旦掴んだに思えた板尾だが、笑いに繋がらなかったり、持久力が切れた(?)りで。一方の藤崎は、ほぼまったく掴めないまま終了。お題のフレームに縛られすぎて、持ち味が発揮できなかったようだ。死闘を終え、向かい合ってほほえみ会う板尾と藤崎。お見合いか?(笑)9vs1で板尾が第8代竜王に。