ライフワーク

やはり、芸人にもライフワークが必要なんだと思う。
同じようなネタばかり見せられて飽きる、という意見も耳にしますが、同じようなネタで攻めて飽きられるということは、まだまだ改良の余地があるということなんだと思う。
ダウンタウンならガキのトーク木村祐一なら写術、麒麟なら音ネタを入れた漫才、極楽とんぼならケンカコント、そしてヒロシは「ヒロシです」と言い続けることに大きな意味があるんです(笑)伊東四朗は「ぬん」って言い続けてるし(笑)(※)
もちろん、別の笑わせ方をいくつ持っていてもいいし、それが芸の幅、仕事の幅を広げることに繋がる。自分の壁を破る努力は怠ってはいけない。その一方で、ライフワークと言える土俵を持っていなければ、その芸人でなければならない理由がなくなり、いつしか、時代の流れやお笑い界の勢力図が変わったりして、淘汰されてしまう。
新人のうちは、いくら模索してもいいと思う。むしろ、決めつけないほうが良いのかもしれない。ただいつか、誰もマネできない土俵を見つけたら(周囲が評価したら)、その土俵で受け手も自らも魅了させ続ける。それが芸の、芸人自身の安定にも繋がっていくと思う。危うい感じがする芸人は、ぜひライフワークを大事に育てて欲しいです。
で、スピードワゴンのライフワークは、漫才中に突然シリアスな芝居の旅に出てしまう小沢さんと、いつのまにかそこに巻き込まれる潤さん。その旅の終わりに軽快なオチが待っているってパターンだと思うんですが、ファンの皆さん、いかがでしょう(笑)
※…R-1見たかったな(笑)みなさんの日記見てて、思わず以上のようなことを考えてしまいました。