News23を見返して

「笑い」は「共有」というキーワードで語れるんじゃないかと、ふと思いました。以下、かなりウザイ事を書きます(笑)覚え書きなので、不快に感じる予感がしたら、読み飛ばして下さい。

  • 1,私が好きな笑い

主観的マイノリティ(客観的にはマジョリティでも、孤独感を強く感じている人)が、世間と笑いを共有したい、結びつきたい、という欲求から生み出す笑いには、ものすごいパワーを感じます。つまり、孤独感を感じている作り手(演じ手)が、人を笑わせたい一心で生んだ笑いが一番「面白い!」と思います。うん。笑いが起きる、というのは、作り手(演じ手)にとって、笑いによって、世間と共有した瞬間ですよね。
対談を見て、三谷幸喜の笑いのパワーの根源もここにあったのか、と思った次第ですストイックに笑わせることだけを考えているから、多くの人が面白い!と言う作品が生み出せるんだろうな、と思いました。

  • 2,構図のズレは共有がベース

山崎邦正が「笑いとは、構図のズレである」って大まじめに語ったことがあり、印象的だったんですが、もう一言補足すると、構図のズレというのは、共有ありき、ですよね。受け手と作り手(演じ手)の共通認識(世界観の共有)があって、初めて構図が「ズレ」ていると感じる。
フリ→オチ→ツッコミ(フォロー)の流れは、共有→ズレ→共有だと思います。だからフリとツッコミ(フォロー)を担当する「ツッコミ」の人は、常識人(世間と世界観を共有できる人)、オチを担当する「ボケ」の人は、狂気が漂っている(世間とズレている人)のがオーソドックスで、面白そうな印象があります。
新人のライブでよく見るんですが、ズレばかりを意識して作られたネタ。「共有」があって、はじめて「ズレ」が生きるんですよね。って私が何も言える立場じゃないけど(笑)
さて、今更何言ってるの?的なイヤ〜な空気を残してベッドに入ります(笑)おやすみなさい。