横澤彪インタビュー(@NIKKEI NET)

ネパールさん、ぜひご覧になって!
http://www.nikkei.co.jp/ps/adaptive/
「吉本のモノサシは、生の現場で鍛え上げてきた芸人をきちんと評価すること」。「特に、テレビというメディアは、才能を育てず、ひたすら消費し、剥奪していく装置ですから、賞味期限が非常に短い」。
その発言を聞き、横澤氏と共にひょうきん族で一斉を風靡した、明石家さんまが頭をよぎった。1976年7月デビュー。既に1980年にひょうきん族に入ってお茶の間の人気者となったさんまは、果たして、舞台で実力を育む機会がどれだけ与えられていたのだろう。舞台での成長なくしてテレビでの消費に今もって耐え続けているのか、もしくは、今の若手には考えられない程濃密な4年間の舞台生活を全うしたのか。いずれにせよ、やはり明石家さんまは「お笑いモンスター」なんだと思う。
そしてタモリは。デビューのきっかけが、人に呼ばれてテレビに出たこと。それが芋蔓式につながったのが、今の状態というのだから、舞台経験の乏しさはさんま以上。ほぼないといっていい。それでは、タモリは何を消費しているのだろう。以前、いいとも!に関するインタビューで、タモリが横澤氏に「自分が楽をするために、若手に任せるということを覚えた」と語っていたのを思い出す。タモリは、自分が消費し尽くされる前に、自衛の手段を自ら編み出していたのだ。未だに吉本が舞台経験がテレビには必須である、なんて発言しているということは、タモリのような自衛手段を編み出せる、もしくは行使できる芸人は、そんじょそこらにはいないということだ。タモリは実にクレバーでスマートな芸人なのだと感じた。
横澤氏がフジテレビを辞めたホントの理由、こう語っていました。「今度はメディアの側ではなく、コンテンツを供給する側になって、また笑いというものを勉強し直してみたいと思ったんです」。この年齢になっても、まだお笑いを勉強したいって!?(@_@)。お笑い人って、もれなくお笑いバカなんだよなぁ(もちろんいい意味ですよ。「お笑いに盲目」とでも言いましょうか)。私も一ファンとしてバカでありつづけたいです。
明石家さんま(Wikipedeia):
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E7%9F%B3%E5%AE%B6%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%BE